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貧血に潜む甲状腺機能低下

今回は貧血と甲状腺機能の関係についてです。

 

貧血にもさまざまな種類がありますが、その中でも特に多いのが鉄欠乏性貧血です。

鉄欠乏性貧血とは、全身の細胞に酸素を運搬するタンパク質であるヘモグロビンが、鉄欠乏により減少してしまっている状態です。

 

鉄欠乏は男性にはあまりみられず、女性に多くみられます。

それは月経に伴う出血や妊娠など、男性に比べて女性の方が鉄を消耗する要因が多いからです。

 

この鉄欠乏ですが、実は甲状腺機能の低下と関連があるのです。

甲状腺機能における鉄の重要性について解説していきます。

 

目次

甲状腺ホルモンと鉄

甲状腺機能が低下する要因はいくつかありますが、鉄欠乏も甲状腺機能が低下する要因となります。

それは、甲状腺ホルモンの合成に鉄が不可欠だからです。

甲状腺ホルモンには全身の細胞に作用して、さまざまな代謝を調整する役割があります。

つまり鉄欠乏は、貧血に加えて甲状腺機能低下による症状を引き起こすため、身体にとってはかなり負担がかかる状態と言えます。

 

甲状腺機能低下による症状

甲状腺ホルモンは骨の代謝、心臓の収縮、コレステロールの代謝、神経細胞の成長など、体の機能の様々な部分を調整しています。

そのため、甲状腺機能低下により起こる症状は多彩です。

甲状腺機能低下の症状として下記のようなものがあります。

  • 脱毛
  • 眉毛の喪失
  • むくみ
  • 皮膚の乾燥
  • 便秘
  • 手足の冷え
  • 寒さに弱い
  • 徐脈(脈がゆっくりになる)
  • 食欲不振
  • 不妊
  • 生理不順
  • 体重増加
  • 記憶力の減退
  • 抑うつ

甲状腺ホルモンは全身に作用するため、このように様々な影響が出てきます。

つまり鉄欠乏があれば、これらの症状が現れる可能性も高くなるということになります。

 

当てはまる症状が多い場合は、甲状腺の検査に加えて鉄の不足がないかチェックしてみると良いでしょう。

 

鉄の過不足の指標

鉄の過不足は血液検査の下記の項目である程度把握することができます。

  • ヘモグロビン
  • 血清鉄
  • フェリチン

これらの検査項目の数値が基準値内であれば大丈夫、低ければ鉄欠乏、と単純に判断することはできませんが、一応の目安にはなります。

 

鉄についての詳しいことは、別記事の「鉄サプリをむやみに摂取するのは危険!〜鉄分の摂り方のコツや注意点について詳しく解説〜」に記載していますので、そちらも参考にしてみてください。

 

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鉄欠乏と甲状腺機能低下にはあまり関連がないように思われますが、以外とそこに落とし穴があったりします。

 

例えば、ダイエット。

 

体重増加は甲状腺機能低下が原因なのに、

食事制限→鉄の摂取量低下→甲状腺機能低下→体重が減らない

という負のループに陥るということもよく見られます。

 

こういったことを防止するため、自身の状態を正しく把握した上で対処していくことが大切なのです。

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