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低血糖により起こる様々な症状

目次

低血糖とは?

全身の細胞は血液中のブドウ糖を生命活動のためのメインのエネルギー源として利用しています。

血液中のブドウ糖の濃度を表したものが血糖値であり、血糖値は食事、肝臓のグリコーゲン、様々なホルモンの働きなどにより維持されています。

低血糖とは何らかの理由で血糖値が保てずに低下してしまう状態のことです。

低血糖は細胞へのエネルギー供給が滞っている状態であり、生命活動の維持が難しくなり身体にとっては命の危機なのです。


低血糖による症状とその関係

低血糖はエネルギー不足の状態なので、疲労感、眠気などの症状が現れます。

低血糖は身体にとって命の危機であり、そうなると身体は闘争モードに入るので交感神経が活発になります。

交感神経が活発化するとノルアドレナリンやアドレナリンなどのホルモンが放出されて血糖値を上げようとします。

ここで放出されるノルアドレナリン、アドレナリンが様々な症状を引き起こすのです。

・不安、イライラ

・怒りっぽい

・うつ症状

・腸の蠕動運動の低下による便秘、腹痛

・消化液の分泌低下による食欲低下、消化不良

・睡眠障害、悪夢

・歯軋り

・肩こり、頭痛

これらの症状が頻繁に現れている人は低血糖を起こしている可能性があります。


なぜ低血糖になるのか?

低血糖におちいる原因はいくつかあります。

まず一つ目が食事量が少ないことです。

忙しくて朝ごはんが食べられない、ダイエット目的の食事制限などにより糖質の摂取量が少ないとグリコーゲンが貯蔵できません。

血糖値が下がってきた時はグリコーゲンが分解されてブドウ糖が血液中に供給されます。

グリコーゲンが貯められないと低血糖が起こりやすくなってしまいます。


二つ目が副腎疲労です。

副腎は血糖値を上昇させるホルモンであるコルチゾールを分泌する臓器です。


その副腎が疲弊するとコルチゾールの分泌が低下して血糖値が維持できなくなります。


ストレスが多い、睡眠が不規則、慢性炎症、頻繁な低血糖などがあると副腎は徐々に疲弊していきます。


三つ目が砂糖などの単純糖質の過剰摂取です。

単純糖質はお米に含まれるデンプンなどの糖質と違って吸収スピードが速く、過剰に摂取すると血糖値が急上昇しやすくなります。

血糖値が高い状態が続くと血管や神経などに障害を及ぼすため、血糖値を下げるために膵臓から血糖値を下げるホルモンであるインスリンが分泌されます。

血糖値が急上昇するとそれに伴って大量のインスリンが分泌されて、その反動により血糖値が下がり過ぎてしまうという現象が起こるのです。



低血糖を放っておくと?

低血糖が頻繁に起こる状態のままでいると影響を受けやすいのが副腎です。

低血糖があると血糖値を維持するために副腎からコルチゾールの分泌が増えていきます。

コルチゾールには血糖値を維持する作用があるのですが、同時に身体のタンパク質を分解する作用があるのです。


なのでコルチゾールの分泌が過剰になると筋肉が衰えたり腸壁が薄くなっていきます。さらに脳の海馬の萎縮や免疫力の低下が起こることが知られています。

それらのことを防ぐためにコルチゾールの分泌を抑えるように脳から副腎に指令が出るのです。

しかし、コルチゾールは血糖値を維持したり、体の概日リズムを調節したり、あらゆるストレスに対抗するためのホルモンでもあります。


つまり、低血糖が続くことによりコルチゾールの分泌が低下してしまうと血糖値を維持できない、朝起きられない、ストレスに弱くなるなどの状態になってしまうのです。

低血糖による症状にお悩みの方へ・カウンセリングの案内

先ほども記載した通り、低血糖を起こす原因は複数あります。

それらが複合的に影響しあって低血糖を引き起こしていることが多いです。

慢性疲労や朝起きられない、メンタルの低下などの症状はもしかしたら低血糖が影響しているのかもしれません。

それらの症状は適切な食事やサプリメントによる栄養素の摂取、生活習慣の改善により良くしていくことが可能です。

カウンセリングにてそれらの改善をお手伝いすることができますので、まずはお気軽にお問い合わせください。